リハビリ機器のご紹介 ③ 伊藤超短波 ES-400
2024.05.26
みなさま、こんにちは。
早いもので5月下旬となり、日によっては28℃と、もう夏もそこまで来ていると感じる今日この頃です。
日頃から多くのみなさまに来院して頂きまして心より感謝申し上げます。
その中で待ち時間が長くならないように、なるべく手際よく診療の流れを構築したいと考えております。
流れ作業にしてはいけないと常に考え、せっかくお時間を割いて来て頂いた皆様お一人お一人に、誠意を持って対応していきたいと考えています。温かい目で見て頂き、優しい言葉をかけてくださることが多く、本当にありがたいと感じています。少しでも皆様に貢献出来るよう努力してまいりますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今日はクリニックに備えている物療機器の紹介を一つで、物療機器メーカーとして世界的にも有名な伊藤超短波株式会社のES-400についてご紹介させて頂きたいと思います。
ES-400は簡単にいうと電気刺激を用いた物療機器で条件の設定がいろいろ出来るので、様々な体の状況に合わせて使用することで外傷や慢性障害を的確に改善させることが出来ます。
電気刺激を用いた治療では
①血流、循環を改善し、痛みを生じる物質を減らすことで痛みを改善させる
②局所の筋肉を縮めたり、のばしたりして筋肉をほぐす
などの効果がありますが、この設定条件をうまく変えることで様々な状況に対応が可能となります。
以下は少し細かい内容になりますが参考になればと思います。
~ES-400の特徴~
皮膚表面への刺激が少ない中周波を使用し、深部までアプローチできる「IF4(4極干渉波)」と「IF2(2極干渉波)」の2つの干渉波に加え、筋力を強化する「EMS」と損傷部の治癒を促進する「MCR」を搭載。省スペース化を実現したコンパクトサイズでありながら、4種類の独立操作が可能です。
以下がその4種類になります。
①IF4[4極干渉電流刺激療法]
4つの電極から2対の異なる周波数の電流を流し、その周波数の差により体内に新たな干渉波を生み出す電気刺激療法です。周波数の高い搬送波を用いることで皮膚抵抗を低く抑え、大きな電流を流すことができます。広い範囲の部位へ深部まで刺激することが可能で、疼痛の軽減などに使用します。
②IF2[2極干渉電流刺激療法]
器械内部で干渉させた変調波を出力させることで、本来は4極必要な干渉波を2つの電極で発生させます。4つの電極を固定させることが難しい局所への刺激や範囲の狭い部位へ集中的に深部まで刺激する場合に用いられます。IF4同様、電気抵抗の少ない中周波を使用しているので皮膚に対する刺激が少なく、深部まで刺激を与えることが可能です。
③EMS[筋電気刺激療法]
筋収縮を目的とした電気刺激療法です。自分の意志とは関係なく不随意的な筋収縮を引き起こします。筋萎縮の改善や低下した筋力のトレーニングなど医療からスポーツの分野まで幅広く使われています。
④MCR[マイクロカレント療法]
組織修復に重要な役割を果たしている損傷電流と同レベルの微弱な電流を流すことで、傷ついた組織の修復を早め、損傷部の治癒を促進します。一般的に、最大電流が1mAを超えない極めて弱い電流のため、ほとんど刺激がありません。神経や筋を興奮させないため、筋肉痛の軽減に有効です。当院では予約なしで対応しております。診察にてご説明致しますのでお気軽にご相談ください。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。