リハビリ機器のご紹介 ④ 超音波骨折治療器「アクセラス」
皆さま、日頃より日常診療にご協力頂きありがとうございます。
多くの患者様にご来院頂き、お待たせすることもあり大変申し訳ありません。開院してまだまだいろんなことで改善を図っており、少しでも皆さまのお役に立てるクリニックになるよう努力して参りたいと思います。
診療をしていますと、非常に多くの骨折をした患者様が来られます。「痛みを少しでも早くとり元の日常生活に戻りたい」、「大事な試合前なので少しでも早く練習に復帰したい」「少しでも早く仕事に戻らないといけない」。いろんな方がそういう思いを持たれています。そういったときに骨癒合を早めてくれる超音波骨折治療器があります。
超音波骨折治療器(アクセラス)とは、非常に出力の弱い超音波をパルス状(断続的)に骨折部に近い皮膚に一定時間あてることで骨折を治療する治療器です。 骨折治療に、超音波骨折治療器「アクセラス」を用いると、ギブス固定だけを行う治療に比べて、骨折が改善されるまでの期間が短くなることが期待されます。 リハビリを早期に始めることが出き、骨折の治療期間を早めることになり、仕事やスポーツに早く復帰することで日常生活に大きなメリットが得られます。
超音波骨折治療とは?
これまでの骨折の治療は、長期間の適切な固定(ギプスなどによる外固定や手術による内固定)と血行促進に努め、あとは時間をかけて骨ができるのを待つばかりでした。
しかし、近年、超音波を用いて骨折をより短期間で治す技術(超音波骨折治療法)が開発され、その技術を利用した治療器具が作られました。
超音波骨折治療は正式には低出力超音波パルス治療といいます。
英語ではLow Intensity Pulsed Ultra-Soundとなり、医療現場では略してLIPUSと呼んでいます。
骨折の治療に「アクセラス」を用いると、用いなかった場合と比べて骨折の治療期間を約40%短縮できたとの学術データもある先進医療の一つです。
早期治療により、自由に動ける時間が増えれば、仕事や日常生活で大きなメリットが得られますし、外固定期間の短縮による筋力低下や関節拘縮が最小限で抑えられるメリットを考えると、時間短縮効果は非常に大きいと言えます。
ご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。
今後ともよろしくお願い致します。